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結婚を前に葛藤するふたり。離婚を前に思い悩むふたり。そんな2組のカップルがプラチナ・リングを軸に織りなす『消えない光』。作者の角田光代さんに独占インタビューをお願いしました

■まっすぐな視線

明るい午後の日差しの中、角田さんの仕事場にてインタビューは行われました。いかにも仕事場という雰囲気はなく、自然に囲まれた見晴らしのいいマンションの一室で、ここで『消えない光』は生まれたのかぁと感慨にふけってしまいました。  
質問にお答えいただくときの、まっすぐに見つめる瞳から目を逸らすことができず、メモをとる余裕を失ってしまいました。語尾まで丁寧に語られる口調から、誠実な方だということが感じとれました。
 
 
 
■フラットな価値観
小説の中では結婚するカップルと離婚するカップルが2組登場し、対比がなされています。角田さんは結婚すること、離婚することについて、「人生の中で自分が選択できる節目であり、どちらが良いとは言えない」とおっしゃっていました。  
私はどちらかというと目先のことで上昇したり落ち込んだりという単純な人間なので、強い大人の価値観に出会ったように感じました。「人生の節目」と「プラチナ」を結びつけたところに、この小説のメッセージがあると思います。

■『消えない光』に込める思い

角田さんの言葉の中で、特に印象的だった言葉がありました。「人間は気持ちが変わっていくものなので、“変わっちゃうんだ”と思いながらも、“変わらない、変質しない何か”が自分の中にあったら強いのかなとは思う」。
(・・・次のページへ続く)
 
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