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ペンダントには必ず必要なチェーン。シンプルなボールチェーンや小豆チェーンなどであっても、プラチナで作るには完成までには、なんと4週間もかかると聞いたら信じられますか?
「画一的なものだし機械であっという間に作れる大量生産のはず」と私も思っていました。
しかし、プラチナはそんなに甘くなかった!
あのシンプルな輝きの中には多くの人のたゆまぬ努力と叡智が注ぎ込まれていたのです。
今回、私は三和精密工業株式会社さまにおじゃまして、プラチナ加工の工程をみせていただいてきました。

さて、これが何だかお分かりですか?
実は、これが加工前の純プラチナのお姿。プラチナは、とても加工のしにくい素材で、ゴールドなどのようにきれいなバーの状態にするのには大変な手間ひまがかかってしまうため、このような板状で取引されるそうです。
さて、まずはプラチナ・チェーンの加工工程をざっとご紹介。
1. 溶鉱(+割金を加える)

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2. 叩いて空気を抜き30mm くらいの厚さに整える |
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3. 0.06mm〜0.08mm程度の厚さに伸ばし、板状および糸状に
(機械にかけて0.05mmぐらいづつ徐々に伸ばしていく)

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4. チェーンの形に成形

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5.切削

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6. 1本分にカット
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7. 仕上げ加工

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8. ロー付け

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9. 完成!

こう書くと簡単に見えますが、とにかく一工程をこなすのがとっても大変。溶鉱では、沸点が高く熱から離すとすぐに冷えて固まってしまうプラチナ用にセラミックで作られた容器を用い、慎重に温度管理。0.06mmに伸ばすといっても、0.05mmずつ薄くしていくため、何度も何度も機械にかけ、微妙な厚さの誤差も見逃さぬよう目をこらしています。伸ばしも成形も磨きもカットも確かに機械作業なのですが、0.01mmの世界ですから、些細な誤差ですぐに止まってしまうそうです。
またプラチナ自体も非常に繊細な素材であるため、部品の消耗も他の素材に比べると格段に早く、例えば、チェーンのカットにはダイヤモンドが用いられているそうですが、ゴールドでは1kgまでカット可能なものが、プラチナだとたったの100g分しかもたないそう。機械や部品の改良は文字通り毎日、行われているそうです。そのため、部品のほとんどが独自に開発されたものだとか。日本がプラチナ加工技術において世界をリードしている理由の裏には、このような日々の切磋琢磨が存在していることを実感させられました。
とにかく根気のいる繊細な作業を一通り見せていただいた後に聞いた「プラチナはとにかく難しい素材。あえてその難しさに挑戦し、他ができないようなものを作っていきたい」という社長のお言葉は、心に響きました。
プラチナはしなやかで粘り気があり、紙よりも薄く、糸よりも細く伸ばすことができる素材ですが、それが実現するのは、プラチナ加工に携わるたくさんの人の根気と情熱があってこそ。あの凛とした輝きは、叡智のたまもの。
人の魅力は、外見だけでなく中身も伴ってこそですが、ジュエリーにも当てはまることのようです。
プラチナの似合う女になるためには、やはり内面も磨かなくてはならないなと感じた1日でした。
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(7月4日追記)
このブログの内容をさらに詳しくレポートとしてまとめて、「Platinum-style」にUPしました。
ぜひご覧ください。
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