プラチナ・ブログ
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2006年06月27日
新世紀のプラチナに会いに行く ―第2回目―


▼Koo-fu地金で作ったリング。

シューティングスターのようなインパクト大のデザインで、空間がうまく使われているためボリュームはあるのに重過ぎない。この空間の空きも、硬度が上がったからこそ実現したんです。



日本のプラチナ・ジュエリーにはPt900が多いですが、欧米ではPt950をプラチナ・ジュエリーの基本としています。プラチナ含有率を90%から95%に上げたら、普通に考えれば硬度は下がる。その“あたりまえ”に挑戦したのが、このプロジェクト。

つまり、純度も上げれば、硬度も上げる。硬度そのままでも結構な難関だというのに、硬くする???
そんなうまい話が・・・できちゃったんですねぇ。日本の職人技ってスバラシイ!子供の頃、「アメリカ人は5%の不良が出るなら、元々5%分上乗せして作ればいいと考えるけど、日本人は不良率をゼロにすることにこだわる」なんて話を聞いたことがありますが、「プラチナの純度を上げればやわらかくなるのは当たり前」で片付けずに、「純度を上げても硬度が落ちないようにしよう」というこだわり。いかにも日本人らしい、というか。職人魂、というか。


▼珍しい、濃色モルガナイトの大粒リング。

ここまでこっくりとしたピンクにお目にかかったのははじめてです。一点物です、はい。依田さん曰く、「やっぱりいい石には一番いい地金プラチナが相応しいですからね♪」・・・お説、ごもっとも。



実際のところを確かめに、KJF(甲府ジュエリーフェア)にお邪魔してきました。
取材にご協力いただいたのは、株式会社石友の依田様。石友では、今後はすべてプラチナはKoo-fu地金で作っていく方針、というほどの力の入れようです。それだけの自信作なんですね!

さて、気になるメリット。実際に傷つきにくくなっているのか?興味はそこに尽きます。これには、非常に分かりやすいPRがなされていました。

ディスプレイされている2枚のプラチナ板。かたやPt950のKoo-fu地金。かたや普通のPt900。これをコインでめいっぱい削ってみる。力をこめてガリガリと、それはもう容赦なく削ってみる。Pt900は当然ながらキズキズになります。ところが!Koo-fu地金はほとんど傷になっていない!さすがに全く傷にならないわけではありませんが、Pt900と比べれば、その違いは一目瞭然!コインで思い切り擦るなんて、ジュエリーの形状からも、シーンからもありえないわけで、これなら製品になったときにはものすごいパワーを発揮するんでは?と、手ごたえをひしひしと感じました!

「傷」まで無敵になったら、それこそプラチナ、完全無欠ではありませんか!
メリットはそれだけではありません。プラチナの純度が増すことにより、プラチナの魅力である深みのある高貴なホワイトカラーがより強まること。更に繊細でかつ安定的なジュエリーのセッティングが可能になること。プラチナは、かのカルティエが「より繊細な留めでダイヤを美しく輝かせることができる」という理由で採用したエピソードをもっていますが、Koo-fu地金は、今まで不可能だった留めを実現し、より美しい宝石の輝き、より幅広いデザインの実現を可能にしてくれるでしょう。まさに、21世紀のプラチナ!それが日本から世界に発信されるなんて、わくわくしてきませんか?


▼圧巻のプラチナ×ダイヤモンドのペンダント!

眩しい!!ほとんどダイヤの光しかわからないプラチナの繊細な留めで、しっかり留める。ガッチリした太い留めでは、デザインが台無し。繊細すぎて丈夫に留められなければ、ジュエリーが台無し。この2つの難関のクリアに、Koo-fu地金が活躍しているわけです。



一方でこのKoo-fu地金、職人泣かせでもあるようで。今までのプラチナとは異なる割金、融点、テクニック。そのあたりは当然ながら門外不出ですが、一つ言えるのは、日本の、甲府のジュエリーに携わる人々の高度な技術とプライドとこだわりと連携、どれかひとつが欠けてもKoo-fu地金は生まれなかったこと。だからそうそう真似できるものではありません。自慢していいんじゃないかな?

実際の商品、写真だとほとんどプラチナの留めがわかりませんよね?ダイヤが光る光る!これこそ、Koo-fu地金の真骨頂です。ダイヤはますます光り、プラチナはますます輝く。早いものは夏くらいから出回るでしょうから、皆様も是非、Koo-fu地金をチェックしてみてくださいね!Koo-fu地金のタグがついて、ちゃーんと自己主張してますから。

個人的には、真っ先にリングを試してみたいです。勿論、ペンダントでもブレスでも十分堪能はできるでしょうが、傷つきにくさを実地で体感したい!
・・・先立つものと、相談しなくては。

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